最近ある本を読みました。そこに書いてあった内容が昔の弟の姿を思い出させてくれたので、少し綴ってみたいと思います。
弟の話
私には弟が一人います。小さい頃はよく喧嘩しましたが、基本とても仲が良い兄弟でした。弟が高校1年まで、弟の髪の毛は私が切ってあげていました(笑)
『そこらの美容院行くより、「ここもっと切って!」とか言えるし、姉ちゃんセンスいいから美容師になれば!』ってよく言われました😂
学校が休みの日は一緒に買い物へ行ったり、ごはんを食べに行ったりしていたのでよくカップルに間違われたり(笑)
私にとって弟はなんでも話せる親友みたいな存在です。
そんな弟は、スポーツ・勉強・書道・他の習い事…etc
何をやらせても本当によく出来る子で、校内ではとにかく目立って仕方なく、その噂は学校・学年が違う私のクラスでも騒がれるほどでした。(『学区だより』という、学区内で配られるお便りや記事によく弟が載っていたため。笑)
印象にあるエピソードで、弟が中学に入学するときに私はちょうど中学を卒業する年だったのですが、いろんな先生が直々に私のもとへ来てはこう言うのです。
テニス部顧問の先生:『Narumiの弟、次1年生だろ。お姉ちゃんからテニス部に入るよう話してくれないか?』
陸上部顧問の先生:『絶対にお前の弟の身体能力なら、大会でいいところまでいけると思うから陸上部に入るようNarumiから説得して〜!お願い!!』
バスケ部顧問の先生:『一年からベンチに入れる力あるで、男バスに来いって伝えといて。』
とまあ、先生達からのご指名がすごかったのです。
私は弟から『サッカー部に入る〜』と聞いていたので、正直に先生たちへ『サッカー部に入るって言ってましたよ〜!』と伝えると、『そこをなんとか、姉の力で・・・お願い!!』と頭を下げられるほどでした(笑)
家に帰っても両親の注目はいつも弟で、
父:『来週の選抜チームのトレセン、コーチが〇〇(弟)に期待してるって言ってたよ』
母:『来週の実力テスト、クラスで3番以内は余裕だね?!』
それはもうすごい期待がかかっており、時にそれは『弟にとってプレッシャーなんではないかなぁ・・・』と心配するほどでした。
また、親戚の集まりではいつも弟の話で持ちきり。
両親も鼻高々といったご様子で、私はそんな会話を横目にしながらも特に羨ましさや嫉妬などの感情は一切なくて、いつもの事って感じでした。
それに私自身、小さい頃から弟に対しては羨ましさを通り越してもはや尊敬の眼差しでした。
でも、この期待に一番応えようと必死に頑張り続けていたのは紛れもなく弟自身でした。実家にある私の部屋の隣が弟の部屋でしたが、真夜中にトイレへ行こうと目が覚め廊下へ出ると、弟の部屋の明かりがまだ付いているのです。
そっとドアを開けてみると、机に向かって必死に勉強している姿は真夜中の2時、3時…なんてことがよくありました。
確かに普通の人より少し標準能力はあったのかもしれませんが、周りからの期待やプレッシャーを幼稚園の頃から背負ってきた弟の姿は、時に苦しそう…と感じざるを得ないことも多々ありましたし、その背負うものは私には計り知れませんでした。
私の話
私は母からよくこう言われました。『Narumiちゃんは何かで成果を出したいのなら、人の倍以上がんばれる子になろうね』と。
私は天才型でもないし、生まれ持った才能もなければ至って平凡。笑
だったら、何かで成果を出したいのなら人の倍以上やるしか方法はない。それは昔からの教訓になり、100のインプットをしたら120のアウトプットをする。
とにかく実践、実践、実践・・・。そんな考えを小さい頃から持つようになりました。
第20代米国大統領 ジェームズ・ガーフィールドの話
ちょうど最近読んでいた本に書いてあった、ジェームズ・ガーフィールドの話を紹介します。
アメリカの大統領、ガーフィールドが大学生だったころ、
同じクラスに数学の成績が抜群に良い生徒がいました。
負けず嫌いのガーフィールドは必死に勉強したのですが、
どうしてもその学生より優れた成績が取れませんでした。
そんなある日のこと、彼が勉強を終えてベッドに入ろうとしたとき、
ふとその学生の部屋に目を向けました。
するとその学生の部屋には明かりがついており、
そのまま見ていると10分ほどして暗くなったのです。
そのときガーフィールドは思いました。
「そうだ、この10分だ!」
こうして彼は次の日から10分間多く勉強して遅く寝るようにし、
数学でトップの成績をとったそうです。
ガーフィールドは当時を振り返ってこう言います。
「あの『10分間を利用する』これがすべての仕事において成功を収める秘訣だ」
このエピソードを読んで、ふと当時の弟の姿が思い浮かんだのです。
生まれ持った才能やセンス、標準能力は多少、人それぞれ違います。ですが誰だって、一段飛ばしなんて出来ないのです。
一足飛びに結果を求めるのではなくて、毎日、着実に努力する習慣が、心の底から喜べるような“真の成功”を掴めるのだと。
それにたいていのものって何かで代用できますが、勤勉さに代わるものはないとつくづく感じます。
ビジネスでいう “勤勉さ”
ビジネスをはじめてからというのは周りの人や環境も変化して”稼いでいる人” と、たくさん知り合うこともできました。
同時にこの2年では、その “稼いでいる人” たちが”稼いでいた人” に変わるのを見ることにもなりました。
つまり、一瞬だけラッキーで稼いでその後、稼げなくなり業界から消えてしまったりまたお勤めに戻ってしまう人たち。
他にも、何年も「成功したい人向け」セミナーへ行って、情報は集めているのにも関わらずいつまでたっても「起業準備中」みたいな人や色んな「ビジネス・起業系」の情報を繰り返し買っていてかなりの「情報通」いわゆる「ノウハウコレクター」と言われるような人たち。
そういった「なかなか成果の出せない人」も見てきました。
もちろん私自身なかなか成果の出ない時期もあり、自分の経験も踏まえて言えることです。
“稼いでいる人” たちが “稼いでいた人” に変わってしまったり “なかなか成果の出ない人” 。
そういった人たちの共通点として言えることは、「収入の目標を立てるのが早すぎる」ということです。
正直な話、短期的に一瞬稼ぐことはちょっとした儲け話にのればすぐです。まったくのビジネス初心者が数ヶ月で100万円稼ぐノウハウ、ぶっちゃけ実在します。
でも、“稼ぐこと” と “稼ぎ続けること” はまったく別のお話、ということ。ちょっとした「ノウハウ」ですぐ得られる収入はすぐになくなってしまうものなのです。
理由は、ちょっとでも環境が変わったり状況が変わるとその「ノウハウ」は使えなくなってしまうからです。
では、「稼ぎ続ける」ために大切なこととは、それは誰にも頼ることなくいつでも、何度でも稼げる「成功マインド」「技術」「スキル」を身に付けるということなんです。
いつでも、何度でも、です。そうすればどんな状況下でも、確実に勝つことのできるジブンになれるのです。
そのためにまず大切なことは、”稼ぐこと” よりも “稼げる自分になること” がものすごく重要だと感じます。
”稼げる自分” これはまさに前述した、何にも代えられない “勤勉さ” と共通しますね。
ビジネスでいうならば、”稼げる自分”になるためにも毎日コツコツと記事を書いたり、音声を聞いたり、動画を撮ったり、発信したり、メンターからアドバイスをもらってPDCA回したりと、頑張れる自分でいたいものですね
今回は独立して2年を経た私がビジネスに対して痛感する想いも含めて書いてみました。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!では、素敵な1日を✨